WWEレポ その1

e0079475_2113665.jpg 和泉某がもとWWEにいた××に勝ったとやらのニュースが、こちらにも届いておりまして、プロレスは日本でもいよいよホット?(←てゆーか……ねえ)そんなこんなで、わたしもついに、WWEデビューいたしました。10月30日のLA公演。もう4日も経っちゃったけど、なんか今日までバタバタと忙しかったので…。結論。けっこう面白かったです。この写真は、会場の全体図。すり鉢状の客席が、すごく国技館風。そういえば、国技館でもレスリングの試合やることあるんだよねきっと。なんにせよ、いろいろと書きたいこともあるんだけど、いかんせんとても長くなりそうなので、今日のところは、WWEって何だ?っていう基本的なところを押さえるにとどめます。試合の感想とかは、また明日書きますー☆
 以下、プロレスファンの方には、片腹痛しの記事内容と思いますんで、「その筋」の方におかれましては、ここはひとつ、温かい目で、スルーしてやってください。続きを読む方は、Moreをクリックしてください。



WWE(World Wresting Entertainment)とは、簡単に言いますと、レスリングの形を借りたショーであり、e0079475_2255983.jpg上演です。よって舞台装置ガンガンありです。特に、登場の際の花道の端のゲート(←)が派手。巡業公演のたびに組み上げ、解体がされているのだろうと推測します。そして、レスラーはもちろん、WWEの会社の偉い人とかレフリーとか、実況中継のアナなど、全員が、事前に決められた物語のとおりに動く、いわば「レスリングの大会の芝居をする登場人物」となっています。ただし、真剣勝負のスポーツっぽく見せないと、観客が興ざめするので、そのあたりのさじ加減が難しいところのようです。技がほんとに決まっちゃって痛かったり、予期せぬ転倒とかで怪我したり、ということが当然起こりうるし、しかし本当に怪我をしてしまえば次のショーに出られなくなるしで、まさしく、身体をはった演技が求められる…。だから(これは憶測ですが)、筋書きはびっちりあっても、台詞は細部まで決められていないんじゃないかなあ? 痛いときに痛くない顔をし、痛くないときに痛そうな顔をし、筋書きどおりに試合が進まないときは可能な限り修正を試み、試合の前や後にマイクを持って相手や観客を挑発し……。柔軟な機転や即興性が求められるように思いました。だから、ただのマッチョだとか運動神経がいいとかだけでは、ここんちの選手=パフォーマーとしては到底務まらないんではないかと。そして観客は、これが芝居であると知っていてなお、自分のひいきの選手の勇姿やピンチに、いちいち熱狂します。観客も、観客役を楽しんでいる、というところかもしれません。いわゆるスポーツにあっては、勝敗に係る偶然性が保証されている必要がありますが、ここんちではそれがほぼ完全に排除されている。WWEが、スポーツというよりはむしろ一種の舞台であり、パフォーミング・アーツであるとわたしが感じる所以です。
 また、ライブをより熱狂的にするために、テレビが非常に大きな役割を担わされています。WWEの番組では、試合が放映されるのはもちろんですが、面白いのは、その試合にまつわる「物語」が、テレビで事前にクロスオーバーして伝えられるという点です! たとえば、AというレスラーにはBさんという彼女がいて、そのBさんを、Cというレスラーが気に入って略奪しようとしてAに押しとどめられ、AとCが喧嘩になって、Aがうっかり、「よし、リングで勝負をつけようじゃないか、もし俺が負けたらBをお前にやるよ」とかなんとか約束してしまって……などというしょうもない「物語」が、楽屋落ち中継さながらに、カメラの前で繰り広げられるのです……。よって、その直後なり数日後なりに行われるA対Cの試合は、Bという女を巡っての果し合い、ということになり、観客もその果し合いを面白がって見守る、ということになります。このように、テレビカメラを使って観客に「物語」を事前に提示するというのが、WWEの大きな特徴の一つ、と言えますね、きっと。ちなみに、女をめぐる果し合いのときは、Bがリングの下で不安そうにAを応援する、というのが定石です。もっとも、Bもちんまり座ってはおらず、野次を飛ばしたり、Cの足をリングの外から引っ掛けて転ばせたりとかします。試合中に、Aがやられて倒れたところで、CがBにちょっかいを出そうとしてBが絶叫、なんて場面もあります。そんで、まあたとえば、Aがその試合に負けたりすると、Cは観客のまえでBを手篭めにするぞーみたいなことを言うわけで、それを聞いて観客がまた喜んだりブーイングしたりなど、さまざまにリアクションする、と。
 だいたい、一度の公演で10試合くらいが行われていますが、試合が後半に行くにしたがって、強くて人気のあるレスラーどうしの対戦になっていく、というのは、相撲と同じですね。各試合にまつわる「物語」は、上記のようにこまかく決められている場合もあれば、もっとあっさりと、AとCは昔は敵同士だったけどいまは友達で、みたいな、人間関係だけを規定しているものもあったり、その練り上げられ方の度合いは、まちまちです。それと、最初のほうの試合は、物語を付与する必要もないような、現在売り出し中のレスラー同士の対戦とかなので、まあこれは、コンサートの前座みたいな、相撲の三段目とか幕下みたいなものと同じ考え方ですね。
 ところで、WWEは、野球のパ・リーグとセ・リーグと同じように、全体が二つに分かれています。かたほうがRAW、もう片方がSMACKDOWNっていう名前です。このわたしでさえも以前から名前を知ってたかのハルク・ホーガンは、RAWのほうに入ってます(もう60歳くらいだろうに・・・。ようやるわ・・・)。そして、それぞれの組が、別のチャンネル、別の時間にテレビで放送されています。そんでもって、各組に、それぞれ「チャンピオン」っていうのがいまして、今は、RAWでは、Cenaっていう、色白ムキムキ系単細胞アメリカンドリーム系ラッパーキャラ

You Can't See Me
John Cena & tha Trademarc / Columbia


(ちなみに彼はCDも↑出している・・・)が、そしてSMACKDOWNでは、バカでか系野獣系浅黒系のBatistaが、それぞれ「チャンピオン」になっています。この「チャンピオン」ってのは、宝塚で言えば各組のトップスター、歌舞伎で言えば立役、バレエで言えばプリマ(……。)、みたいなもんです。もちろん、強いからチャンピオンになった、という筋書きが建前としてあるわけですが・・・。まあ、二人とも実際、けっこう強そうです。華がある感じもします。「チャンピオン」はたいてい、一番最後の試合にに出てきます。ちなみにわたしが4日前に見に行ったのは、BatistaがチャンピオンになっているSMACKDOWNのほうでした。Batistaは今は、エディーというラテン系のおっさんとペアを組んでいて、人気は絶大! いよいよ見た試合の内容の話をしたくなってきたところで、続きはまたあした~~~~
 
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by la37_losangeles | 2005-11-04 02:23 | パフォーミング・アーツ


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