Getty Villa

Getty Villaに行ってきました。LAで外したくない観光スポットであるGettyCenter(大富豪ポール・ゲッティの資産で作られた一大美術センター)の姉妹館というべき建物で、もともとGettyCenterのあった場所を改築して、主に古代ギリシャ・ローマ関連の美術品をドーンと納め、しかもそれにあわせて建物もなんか古代風にしちゃったという、お金たっぷり使いました感満載の施設です。ここ、予約が必要なのですが、夏まではすでに一杯と聞いていたところ、UCLAの授業で知り合ったTomokoさんがブログですばらしい情報を!朝イチでゲッティのサイトを見ると、空きが出ていることがあるというのです・・・・そして今日さっそくサイトを見てみたら、日曜なのに、あったあった、ありましたよ、空きが。慌ててオットの分と2人分のチケットを取り、さっそく行ってまいりました。Tomokoさん、ありがとう~!
(ちなみにTomokoさんのブログは、LA生活を楽しむコツ満載です。LAに来たことのない人でも、なんだか旅行ができちゃったような気分になることうけあい。彼女の人柄がしのばれます。絶対オススメなのでのぞいてみて下さい。あと、Getty Villaの、紀元前のガラスコレクションの写真も満載なので、目の保養にもなりますよ~)

そんなわけで今日は、ここ数ヶ月で史上最強に長い記事を書きます・・・っていうか、テキストが長いっていうよりは写真を一杯のっけたいので・・・。以下、私見120%のコメントつきで、すみません。よかったらどうぞ。



e0079475_940586.jpgまずは正面入口の受付のところの様子です。この写真だとちょっと分かりにくいけど、太陽光が壁にカーンと当たって、光と影のコントラストがくっきり出て、なんかすでにエーゲ海あたりの光線を想像させるつくりでした。
e0079475_9411986.jpgつづいてこちらが、建物の中にある泉のある中庭のうち、縦長のほう。なんか、古代ギリシャローマっていうよりは、なんとなくヴェルサイユとかトリアノンもどきかな?これは、建物の二階から見下ろす角度で撮った写真ですが、この中にはにはいろいろと小技が隠されていて、彫像だの、ちょっとしたベンチだのがあり、すべてがシンメトリーを意識して設計されているような、印象を持ちました。印象ですが、あくまでも。日本でこういう建物を建てたら拝金主義一辺倒のいやらしさが見え隠れしそうなデザインですが、LAの強い日差しと白人観光客の圧倒的な多さでもって、力技が決まっています。
e0079475_9413416.jpgでもやっぱり、水のみ場までもがこういうキメキメのデザインだと、なんかちょっと笑っちゃうかな。ここで水を飲むのがさすがにこっぱずかしくてヤメマシタ(笑)。
e0079475_9421849.jpgこの中庭をぐーんと囲んでいる回廊の写真です。遠くに人が見えるので、だいたいの縮尺で、大きさを実感していただけるかなあと思いますが・・・。このデザインを、今日改めて立体化しちゃうもんね、という発想・・・なんか・・・こう・・・(言葉にならないゾ)
e0079475_9423487.jpgこのGetty Villaの建物のつくりを説明に、部屋がまるまる一つ割かれていて、そこに、施設内にある野外劇場を含む部分の模型があったのでそれをパチリしました。ね、古代ギリシャ・ローマを意識してるでしょう?でも、舞台にあたる部分の向こうには施設の綺麗な建物がそびえているわけで、舞台装置に自然の景色を用いるギリシャ劇場よりは、舞台の背景を石で先に作りこむローマ劇場を意識しているのかもしれません。
e0079475_9424916.jpgそして、実際の野外劇場の客席の上のほうから見下ろした景色がこれです。客席の前のほうには、黄色のロープみたいなものがしばられていて、多分客席には今は立ち入り禁止なのでしょう。なお、舞台あたりにいる人々は、おそらく、施設内のガイドさんの話を聴いているのではないかと思われます。

e0079475_10141378.jpg演劇寄り人間としては、古代ギリシャ・ローマ中心の収蔵品と聞くと、ディオニソスやら仮面やらのコレクションに興味が行きます。案の定、かなり大きなスペースが、「ドラマの誕生」に割かれていました。そしてこれがなんと、紀元前3~4世紀、おそらくはディオニソス劇場であろうという野外劇場の、偉い人専用の座席の一つ、なんですって!なんでここにあるの、こんなものが!!!

e0079475_1062039.jpgそしてこれが、わたしの今回のお気に入りの写真♪紀元一世紀のローマの喜劇役者のミニ彫像♪説明によると、腸内のガスが発散される音がよりよく響くように、このポーズを取ってるんだってえ~~~!笑える~!表情もすごくおどけてて面白くって(写真だといまいち伝わりませんが)、激ウケです。


e0079475_10175150.jpg最後にこれが、今回わたしが一番気に入った展示品です。紀元前3000-2500年のキプロスのものだそうです。とぼけたような顔、がっしりとした腰まわり、短い足、大きな瞳・・・。当時の女性像だそうです。なぜかこの時代の出土品には、女性像がほとんどなのだそうです。あくまでも私見なのですが、なんとなく、いわゆるジェンダーの垢にまみれていないおおらかさを感じて、じっと見入ってしまいました。この時代からおよそ5000年たった人間の♀には、あなたの少し悲しげな瞳と、スタイリッシュなおおらかさが、まぶしいでございます・・・。







e0079475_1132276.jpgスペースが余ったので、左の女神からさらに1000年ほどさかのぼった時代の出土品の写真を(⇒)。すべて、女性像の一部であろうといわれています。ボーンと迫力のあるオシリやら何やら、ああ、この時代には、♂の目を気にしたダイエットなんて、きっと概念として存在しなかったに違いない!女性の美しさとは、いったいなんぞや・・・ぶつぶつ・・・とつぶやく、2006年の♀がここに一匹・・・。
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by la37_losangeles | 2006-04-03 10:28 | LA周辺そぞろ歩き


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