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颯爽!グロリア・エステファン

The Magically Mysterious Adventures Of Noelle The Bulldog
Gloria Estefan Michael Garland / Rayo

WWEの話は、明日以降書くとして、昨日の話を、しましょう。超大スター、グロリア・エステファン。LAから車で南へ1時間ほど行ったところにある、ヒスパニック系の書店で開催されたサイン会に行ってきました。彼女プロデュースの絵本「ブルドックのノエル」(グロリア自身が飼っているブルドック “ノエル”の、心温まるおはなし)が出版されたので、「今日絵本を買った人にだけサインお入れします」という企画でした。
e0079475_0103883.jpg 11時半から始まるということだったんですが、9時過ぎに着いたら、すでにもう100人は並んでましたかね。書店でまずは絵本を買って、辛抱強く待つこと2時間、リムジンでグロリア登場!サイン待ちの列はどどどーっと崩れそうになりましたが、コワモテのボディーガードがついていて、大騒ぎになることはありませんでした。グロリア登場の時にどさくさに紛れてわたしの前に割り込もうとした白人ブロンドのマスカラばちばちオバアチャン(←実に許しがたかった)を、わたしの一つ後ろに並んでいたラテン系の気のよさそうなお姉さんの協力を得て撃退するなどしながら、さらに待つこと小一時間。ようやく書店の用意したスペースに入ることができました。でも、わたしの並んでいたすぐ後ろで、列が区切られてしまって、この後の人は次の回、とか言われたんじゃないかな。後ろに、200人は並んでたと思うんですけどね。
 「本だけですよ、他のものにはサインしませんよ」との主催者側の度重なるアナウンス。まあ、本以外に、自分の持っているCDとかにもサイン入れて欲しいと思うのが人情ですが、ここはぐっとこらえ。そして、事前に大き目のポストイットが配られ、名前を書き入れてサインの入るページに貼りなさい、とのこと。名入れサインにしてくれるってことですね。すばらしい。
e0079475_0345976.jpg そして、ようやくわたしの番になりましたが、やっぱり緊張しちゃったね。「ハロー」としか言えない・・・。そしてグロリアから「ハーイ。ハウ・アーユー・ドゥーイング?」「ファイン!アイム・ソー・グラッド・トゥー・スィー・ユー」という、オタオタの、教科書どおりの挨拶しかできず。そして、その挨拶の間に、ポストイットに載せたわたしとオットの名前をさっと一瞥、この定型の挨拶をわたしの目を見てしてくれながら、かつその0.3秒後にはカメラ目線でツーショット写真に応じてくれながら、しかーしサインをする手は休まない!一瞥しただけの異国のファンの名前を、手元を見ずにノーミスで書き込み、そこにサインを加えるグロリア。さすがスター!なーんて感動すること1,5秒。すると、「わたし、日本語を少し知ってるの」という意味のことを言ったかと思うと、「音楽を通してわたしを理解してくれてありがとう」という、じつに構文のきっちりした、パーフェクトな日本語が飛び出し、ビックリ仰天!あまりの驚きに、「サンキュー・・・・!」とうっとり目で言うことしかできず、ボディーガードに「お前早くどかんかい」とばかりに追い立てられたわたしは、その感動的な日本語の0.6秒後には彼女のそばを離れました。
 サイン会って、辛抱強く待たないといけないし、他のファンとの距離のとり方とかも微妙で、しかも日本語通じないとなると、けっこう疲れますが、それでも、超一流の人に、一瞬でも声をかけてもらえるというのは、ほんとに貴重なことだなあと思ったことでした。けして笑顔を絶やさないパーフェクトなプロ意識。たった5秒の邂逅でしたが、ココロ洗われる思いでした。
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by la37_losangeles | 2005-10-31 00:36 | LA周辺そぞろ歩き

WWEデビュー(予告)

明日わたしは、よりによってWWEに初参戦することになりました。え、もちろん、観るだけです、ってあたりまえか。え?WWEとは何か?World Wresting Entertainment ですわよ奥様!明日LA公演なのです。プロレスって、ぜんぜんわたしは蚊帳の外、なのですが。2週間くらい前にPWGに行ったのがお初でして、わたしとしては、それが最初で最後になるかと思っていたのですが、またしても、しかも今度はよりによってWWEです。スポーツというよりは、エンターテインメントに近いってんで、パフォーマンスの一種と考えて行って参ります。家でWWEの番組見てると、コマーシャルが、戦争シミュレーションソフトか、スプラッタ系映画の宣伝か、身体にわるそ~~なアメリカンフードか、そのあたりばっかりで、プロレス好きな人が他にどんな趣味をもっているかがこのあたりからつくづく推し量られるわけですが・・・。わたしは、精神的には完全に草食動物系なので、すでにそこで、けして彼らとは折り合えない何かを実感しておりますドキドキ。しかし、何事もまずは自分で体験してみないことには。次回、このブログにレポ載せます。
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by la37_losangeles | 2005-10-30 09:26 | LA周辺そぞろ歩き

人を“チェック・アウト”する?

数日前の記事につけたし。check outって表現は、ほんとにいろいろに使われるのね~ってことで。

He's a creep. He is always checking me out.
(やな奴よね。いつもわたしのことジロジロ見て)

人をチェック・アウトするとは、その人の身体をじろじろ見る、つまり、(通常は)異性のことを恋愛対象等として(無礼に)眺めるって意味なんですと。

これに関連して、下品・無礼関連でもう一つ。
Paul is just taking advantage of her.
(ポールはあの娘の身体だけが目的なんだ)

take advantage ofって、受験英語で「利用する」「活用する」って習ったけど、人間に使うと、上記のとおりの意味になるんだそうですよ。ふむ~~~~~~。よく知っているはずの表現でも、目的語とかを人間にして使うと、突如としてやばい意味に変貌してしまうものって、きっと他にもたくさんあるんだろな・・・。

ミスを恐れていたらちっとも喋れるようになんてならないけど、気づかないうちに、ものすごく変なことを誤って口にしているかもしれないと思うと、やっぱりコトバってオソロシイ。ただでさえ相手に誤解を与えるかもしれない危険の中で喋るわけだから、ベースに誠意を本心から持っていることが、いかに大切かってこと、感じ入ります。もっともこれは日本語を喋るときだっておなじことなのでしょうけれど><
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by la37_losangeles | 2005-10-29 01:02 | 言葉・ことば・コトバ

○ややファンによるw-inds.ライブレポ・・・

keita王子関係のスクープ(3月頭)。わたしは、この件に関して、特段の感想はないのですが、やはり気にはなっていて、たまにネットで検索しては、新たな情報はどこかに出てないかな? なんて思っておりました。
 それで、昨日、わたしがたまに覗いている風さんファンサイト管理人さんのブログを読みに行ったら、面白い記事発見。ある○ややファン(♂)が、「彼女がいいと言っている男をこの目で見てみたい」とばかりに、よりによってw-inds.のライブに、正面切って参戦し、しかもライブレポを自分のブログに乗っけてるとのことでした。早速読みに行きましたが、これがもお、面白くて大笑い!この方の、会場での戦々恐々とした感じとか、それでも、敵に塩を送らんと、グッズ売り場でkeitaウチワを買う様子とか、もう、めちゃくちゃツボでした。 
 ひいきのタレントの彼氏(なのかどうか不明ですが)と報道された歌手を自分の目で見たい、と思う人は少なくないだろうけど、ここまで、恋敵(?)に対してフェアに正攻法でライブに乗り込む人も、そんなに多くないのでは。この、真摯なおバカっぽさが、大変に素敵!でも、この面白さは、この方の文章力によるところも大きそうです。ああいうひょうひょうとした文章、わたしも書けるようになりたいものです。
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by la37_losangeles | 2005-10-28 07:49 | w-inds.

ベニスってなに

e0079475_2533372.jpgこのブログを読んでくださっている友人から、「最近のレストラン関連の記事を読んでると、地名がベニスとかヴェニスとか書いてあるけど、なんでロサンゼルスでヴェニス?」と質問が。ごもっともです。なけなしの知識でお答えします。
 20世紀初頭に、サンタ・モニカのすぐ近くのこの海沿いの地域は、ベニスにちなんだ運河のe0079475_2561230.jpg町として開拓されたそうで、そのときにひかれた運河が、本家にちなんで「ベニス運河」と名づけられ、周辺を「ベニス」、そのすぐ近くのビーチを「ベニスビーチ」って名前にしたそうですよ。そんなわけで、そのベニス運河、今でももちろんあります。ただ、近くで見ると、ちょっと寂しい感じなんですけどね。たまに、本家にも似た、運河沿いのレストランなんぞもe0079475_2563427.jpgあるにはあるけど。この前、運河の写真を撮りにいったら、ぽつんと水鳥が水門に一羽。観光客もおらず(まあ今はオフ・シーズンだしね)、背中が妙に寂しそうでした。ただ、よーく見ると、運河の中には3~4センチくらいの魚が群れをなして泳いでいたりするから、水門を過ぎれば水はまあきれいではあります。でも、運河の近くで携帯電話で誰かと話していた男の子が、「俺いま“川”のとこにe0079475_341053.jpgいるんだ」なんて言ってたくらいだから、ここがベニスゆかりの「運河」だとの認識は、地元の人たちの記憶からも消えつつあるのかな。河岸散歩コースも整備されてるのにね(でもその説明看板もこの通りちょっと疲れ気味・・・)。
 なお、ほんの1,2年前に、ここで映画が撮影されたとか。カメラのレンズを通せば、ここもドラマチックなイメージへと変貌するのでしょう。LAにはハリウッドがあるから、基本的に、街中のどこかしこが、映画のセットに変貌する可能性を秘めています。映画の舞台になった場所をたずねるためにLAに来るのも、面白いのかもしれません。
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by la37_losangeles | 2005-10-28 03:05 | LA周辺そぞろ歩き

LA風欧風ヒルメシpart1

e0079475_6202831.jpgなんだかここんところ、フレンチづいているなあ・・・。またしても、発見してしまいましたよおいしいお店。そしてまたしてもヴェニス・ビーチ近く。マルグリットっていう名前のお店です。レストランというよりは、カフェに近いかな。サラダ、クレープ、キッシュ、サンドイッチなどなど軽食が食べられます。軽食といっても、たいていの日本人にe0079475_664463.jpgとっては、きちんとした食事にみえるものばかりですが。ほんとにいいお店で、すべてに満点!まずもって出てくるパンがおいしい! 中がふわふわ、外はかりっととしていて、バターとジャムが一緒についてきました。めずらしくパンのおかわりしてしまいました。頼んだ料理は、e0079475_683677.jpg海の幸のそば粉クレープとキッシュ。いかにもそば粉ーって感じの色目のクレープに、シーフードのクリームソースあえが包まれたもの。そして、キッシュは、王道をということで、キッシュ・ロレーヌ。タマゴとハムのクリーミーなe0079475_6103624.jpgコンビネーションが絶妙!キッシュの横に乗ってくるグリーンサラダの感じも、フランスのカフェに出てくるのとまったく同じ正統性。これでもう満腹!となったけどせっかくなので少しはデザートも試そうとばかりに、デザートが入ってるショーケースを見に行ってまたしてもe0079475_614287.jpg感動。ううう、うまそう! LAには、ケーキやタルトのおいしい店ってあんまりなくて、たまにケーキやさんあってもすごく大味だったり味が濃かったり甘いだけだったりするんだけど、ここは、デザートにも形といい味といい食の国フランスの文化がスライドしているみたいでした。でもおなかいっぱいだったんで、わたしはタルトはあきらめてレモンのシャーベットを頼みました。ここんちのシャーベットはe0079475_6144421.jpg全部、レモンにしろオレンジにしろ、本物のフルーツカップに入ってます。出てきたシャーベットはこんな感じ。パンチの効いた酸っぱさに、思わず口元が緩みましたね。こんな「才色兼備」のシャーベットは、たぶん、フランスでもそうとう気の利いたカフェにしかないんじゃないかなあ? 
 そして、支払いの前にお手洗いに立ちましてまたびっくり。トイレ、キレイ!e0079475_6232597.jpgこの写真、トイレの中なんだけど、写真だけ見たらとてもそんなふうには思えないよね!?そもそもLA周辺では、せっかく店がキレイなのにトイレだけはどうしようもなくNGってとこが少なくないのですが、このお店はまったくそういうことはありませんでした。そして、トイレの中だけに限らず、店内どこかしこに、誰が描いたのか、手作り感覚のホンモノの油絵がe0079475_8405018.jpgたくさん飾ってあって、バカンス気分を盛り上げます。まあ、ヴェニス・ビーチは、特に夏に、サーファーさんとかが休暇をすごしに来る場所だからなあ・・・。フランスのカフェのいいところを全部残した上で、パリとかにはないさわかやさをプラスした、いいことづくめのお店。給仕さんも、ほんとーにいい感じの人ばっかりで、こっちのしょうもない英語に、ぜーんぜんいやな顔しません。むしろ、一緒に悩んでくれそうな勢い。ちなみに、こんなさわやかなお店は、フランスには、実は、ないんじゃないかと思います(笑)。海を越えた別の場所でだからこそできる、フィクション・フレンチいいとこ取りってとこですね。Absolutelyオススメです。ちなみに、わたしがこちらにいるうちに遊びに来た人は、かならずここに連れて行かれるものと思ってくださいね。
Cafe Marguerite
123 Washington Blvd
Venice, CA 90292-5153
(310) 822-5379
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by la37_losangeles | 2005-10-27 06:31 | LA周辺そぞろ歩き

ベナバールの新譜

Reprise De Negociations
Benabar / Jive

ベナバールの新しいアルバムが、10月24日に出たので、どうしても彼について語りたくなって、Crazy about...ってカテゴリを別に設けてしまった☆ LA話から離れちゃうけど、まあ、いいやね♪
前作の Les Risques du Metier(↓)で、わたしはベナバールの世界にすっかり魅せられてしまいましたが、今回のアルバムも、キキモノです(今日の時点でまだジャケットの画像(↑)が出ないみたいだけど、リンク出しときます)。公式サイトで、新しいアルバム Reprise des Negociations の中の2曲が試聴できる!今聞いてみたけど、なんでしょね、一瞬うるっときてしまった(←もともと涙腺にはあまり節操はないが)。 Le Diner って歌の歌詞が特にいい。「今日みんなで夜飯食いに行くんだろ? 俺行かないよ、みんないい奴だよ、それは分かってるさ、でもね、行かないよ、疲れてるしさ、いいじゃん別に、それよりピザでも頼んでさ、家で二人でごろごろとテレビでも見てようぜ、今日やる映画、ちょうどもう一回見たかったやつなんだ、ほらほら電話しなよ、適当に理由つけてさ、断っちゃえよ」とまるで駄々をこねる子供みたいなしょうもない歌詞なんだけど、あの流れるようなサビのメロディーと、ラップに近いような語りかけるみたいなAメロに乗ってベナバールが歌うと、うるうるとニヤリが一緒に来る感じで、琴線にふれます。そっか、別にいつもいい奴ぶらなくたっていいよね!みたいなキモチになります。前回のアルバムに入ってるDis-lui oui は、サイトでPVが見られるようになってるけど、今回も何か見せてくれるといいな!楽しみー要Check Out!(笑)
Les Risques Du Métier
Benabar / Jive
スコア選択: ★★★★★
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by la37_losangeles | 2005-10-25 11:25 | Crazy about...

本を“チェックアウト”したいのですが

e0079475_7594699.jpg図書館で「この本を借りたいのですが」と言いたいとき、これまでのわたしの思い込みの英語知識では、Can I borrow this book ? と言うのだろうと思っていました。でも、ほとんどの図書館のカウンターで、borrowという動詞が使われず、そのかわりのcheck outという表現が使われていたので、ずっと気にかかってもいました。今日も、UCLAのYRL図書館(上写真:正面玄関)でDo you want to check this book out ? と聞かれました。で、他に待っている利用者もいなかったんで、思い切って聞いてみました。そしたらやっぱり、「この本、お借りになりますか」という意味なんだそうでした。ついでに、「borrowって動詞は使わないの?」と聞いてみたところ、borrowは、友達どうしでものの貸し借りをするときとか、あと、銀行なんかでお金を借りるときに使うもので、図書館で本を借りるときはcheck outじゃないとだめなんだそうですー☆ ほんでまた、ついでのついでで、「check だけじゃだめ?check outって言わないといけない?」と聞いてみたところ、このcheck out って表現はほとんど成句表現だから、outをくっつけないとなんだかやっぱりおかしいのだそうです。日本で「チェケラー」っていう俗語が何年か前に流行ったことあって、それがcheck it outっていう表現から来るってことは知ってたけど、あの「チェケラー」ってのは、あくまで「要チェック!」「是非試してみて!」という意味でしか使われてなかったと思うから、「借りる」って表現も同じのを使うというのはちょっと意外な発見でした。とはいっても、ホテルは「チェックアウト」するものだよなあ、そういえば・・・。まあ、ホテルの部屋にしても図書館の本にしても、「チェックアウト」ってのは、カウンターなりフロントの人が「確認の上処理する」って意味なんでしょうね・・・。それが文脈によって、「部屋代を精算する」ってことにもなれば、「本を借り出す」ってことにもなるんでしょうね・・・。
ごちゃごちゃ書きましたが、まとめときましょう。要するに、check out には、二つ意味があるってことですね。
1) チェックする、トライする、試してみる Did you check out that new korean restaurant?(あの新しい韓国料理屋行ってみた?) とか、Just check this book out.(この本ちょっと見てみてよ)とか。
2) 調べて処理してもらう
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by la37_losangeles | 2005-10-25 07:43 | 言葉・ことば・コトバ

WAC : 設備さすが!※

 てなことで、昨日は、UCLAのWAC(World Arts and Cultures)専攻が主催のイベント(Wac is back)をひやかして参りました。昨日のブログに書いた、ヴィクトリア・マークス振付のダンス公演も、この一環でした。このイベント、このWACという専攻が中心的に使う、グロリア・カフマン・ホールという建物の改築終了後のお披露目のために開催されたようなのですが、まあ、専攻のホームカミングデーも兼ねていたみたいだし、基本的には内輪のお祭りという感じでした。それでも、やはり「拾い物」的な公演も他にいくつかあって(このブログにはもう書かないと思いますが)、わたしとしては行ってよかったなあと思います。
 e0079475_9585567.jpg「さすがだよなあ~」と思わされたのは、やはりこのこの建物(下写真:正面玄関部分)の機能の充実ぶりですね。建物の中に、パフォーマンス公開または練習用のスペースが大小一つずつ、野外に一つ、あとAV資料映写室が一つ。公開されていた空間だけでもこれだけあったから、非公開の空間も合わせれば、この建物の機能や空間が、いかにいろいろな用途のために整備されているかが推し量られようというもの。例えて言うと、静岡のSPACの施設を初めて見たときと、印象がちょっと似てるかなあ。さすがに、静岡のほうがずっと規模が大きいけれど。でも、WACの場合は、この建物が、大学の中の一つの学部(芸術建築学部 The School of the Arts and Architecture at UCLA (UCLArts))のためでさえなく、さらにその下位組織である一専攻のために作られている(←わたしが資料を誤読していなければですが)わけだから、静岡とは本来的に比較しようがないか。しかも、UCLAには、演劇映像学部(The UCLA School of Theater, Film and Television (TFT))が別にあるみたいだし・・・。WACと演劇映像学部は、連携しあっているだろうと推測はするのですが。
 まあ、どうも舞踊やSpoken wordsものは、演劇映像学部よりもWACのほうが盛んらしく、なぜ舞踊が演劇映像ではなく「世界の文化と芸術」という漠たる枠組みの中に入っているのか、っていうのは別の疑問としてあるけど・・・。専攻の切り分けは、どの国でも難しい問題なんだろなあきっと・・・。しかし、となると、例えば日本の伝統演劇なんぞをUCLAで学ぼうとする人は、演劇映像学部じゃなく、芸術建築学部のWAC専攻にe0079475_10145554.jpg入ることになるのかなあ?どうなんだろ?
 ハナシが逸れてしまった・・・。このカフマン・ホールの中のパフォーマンス用の二つのスペースのうち、大きいほうの劇場のデッサンが、ホール入り口のモニターに映写されてたのでパチリしてみました。ちなみに昨日のダンスを見たのもここです。スペースがけっこう大きいってことが、少しは推し量れるでしょうか?

※ おことわり 
この記事は、わたしがUCLAのサイトや、イベント参加時の配付資料等を、辞書をたびたび引きながら読んで得た情報をもとにして書きました。できる限り注意して書きましたが、思い込みや誤読から来る誤りがある可能性も否定できません。正確な情報が必要な方は、上記ブログに貼ったリンクを使って、各サイトをたずねるなどしてくださるよう、お願いします。

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by la37_losangeles | 2005-10-24 10:14 | UCLA

ヴィクトリア・マークス

Against Ending(2002), Choreograhy by Victoria Marks, Music composed by Amy Denio, Original lighting design by Carol MacDowell, featuring : Karen Schupp, Maria Gillespie, Stephanie Nugent. Glorya Kaufman Dance Theater in UCLA. October 22, 2005.

 わたしはダンスってほんとに暗い・・・。日本にいるときも、見に行くときは、理解できずにストレス溜める結果に終わるのを覚悟で見に行ってました。もっとも、その分、感動したときの喜びや印象がすごくココロに残るとも言えますが。でも今LAにいて、ストレートプレイ系よりもパフォーマンスや舞踊系のほうに目がいくのは、別にそっちのほうが見たくなってきたからじゃなくて、言葉が分からないからに尽きます。ただ、いまどきの舞台、言葉が分かったからって何がわかったんだろ?ってものが多いし、実際のところ、英語ができないって理由だけでジャンルをえり好みするのはまずいんだろうけど・・・。
 何はともあれそんなわけで、このヴィクトリア・マークスって人のこともぜんぜん知りませんでした。今日、縁あって彼女の振り付けのこの舞台を見ましたが、まあ、わりに集中して観ることができたのが意外でした。振り付けと音楽と照明とでもって、止めようもない強くて激しい流れと、その流れに逆らうためのさまざまの小さくて弱くてかつ互いに矛盾しあう力のせめぎ合いや、力の貸し合い、あるいは打ち消し合いや、歩み寄りなどなど・・・が表現されていたような気がします。ぐーっと引き込まれるような流れが表現されていたかと思うと、その流れを否定するような動きやリズムが挿入されたりして、その寄せては返す不規則な繰り返しのせいで、なんとなく、緊張感を強いられたかな・・・。次はどうなるんだろう、今のこの流れも、このままではいかないだろうな、何か起こるんだろうけどそれはどこでなんだろう、とかなんとか自問するように、だんだんと仕向けられていくつくり、とでもいうところでしょうか。
 もっとも、こういう観方になったのは、絶対、事前に作品のコンセプトに係る情報が頭に入っていたせいなんだろうけど。まず、タイトルは、直訳すると「終末に逆らって」って意味ですよね・・・? そして、幕が開く前にこのマークス本人が出てきて、2分くらい、振り付けのコンセプトについて説明がありました。それによると、2002年、アメリカによるイラク戦争開始が叫ばれる中で着想された振り付けだそうです。タイトルと、振付師自身によるとっても政治的かつ具体的な情報が流されたあとで舞台を見たせいで、振り付けに、物語を読み込み易かったのだと思います。でも、それって、作品としてはどうなんだろう? 最初からタネアカシがされている舞台には、やっぱり、「圧倒」はされないな・・・。いやもっとも、そもそもわたしの解釈が正しいかどうかわからないんだけど。それに、今回はそもそも、UCLAの中のWorld Arts and Cultures専攻が、改築した小屋(この小屋、さすがUCLA、立派です・・・明日書きます)のこけら落としとしての上演だったから、作品としてどうこうというよりは、こけら落としのイベントの一部としての完成度が求められた、という事情も勘案しないといけないだろし。
 あ、あと、作品の「物語」どうこうという問題以外のことをちょっとメモっておくと、ダンサーは三人のみ。三人の身長が微妙に違うことを、うまく振り付けに生かしていたのがちょっと面白かった。あと、一人一人の技量はすごく感じたですね・・・。「流れに逆らう」がコンセプトのためか、わざとムリムリな味付けで振り付けされていた(ようにわたしには思えた・・・)箇所がたまにあって(例えば怪我しないかしらとちょっとぎくっとするような、ひざで着地する技とか)、その「ぎくっ」とする感じも、演出効果として折り込み済みなのかもしれないなどとも考えました。
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by la37_losangeles | 2005-10-23 11:36 | パフォーミング・アーツ